エイディーはフジリューの夢を見るか?

藤崎竜作品の感想、妄想を中心に駄文。ネタバレしかありません。

薬師さんに行ってきた

長野に屍鬼聖地めぐりに行きました。

 

奈良井宿の、薬師さんこと外場村の水場がメイン。

 

宮の沢水場

Google マップ

4巻 180ページ 結城夏野編 第夜話、薬師さんの屋根

7巻 34ページ 桐敷沙子編 第遺血話、沙子の実家遠景

こちらも宮の沢水場の近くからの風景。

 

鎮神社

Google マップ

宮の沢水場の隣。

屍鬼の背景ではないが、手水場に蜘蛛がいて、まさしく薬師さん。

 

中村邸前 

Google マップ

7巻 38ページ 桐敷沙子編 第遺血話、忌中だらけの沙子の実家近所

忌中の左側の建物はここだと思うが、どんぴしゃではないのでわからない。

(右側は明治村らしい)

 

鍵の手水場

Google マップ

 

4巻 178ページ 結城夏野編 第夜話、薬師さんサイド

正面と横でもちがう水場なんかい。

 

下町水場

Google マップ

4巻 180ページ 結城夏野編 第夜話、薬師さん水場部分

4巻 178ページ 結城夏野編 第夜話、薬師さんアップ

4巻 178ページ 結城夏野編 第夜話、薬師さんアップ

ただし漫画では下にさらに水受け?があるので、ここも組み合わせかもしれず、どんぴしゃではない。

 

 

松本市の旧制松本高校も再訪。

Google マップ

5巻 10ページ 尾崎敏夫編 第死話 扉絵

 

松本高校といえば、おねがい☆ティーチャー

おねティに出てくるような角度で撮ったのがこちら。

建物玄関の向きから言っても普通に撮ったらこの角度になることが多いと思う。

5巻の角度は植え込で撮りづらいのもあり、あの角度で撮るフジリューのセンスはやっぱりひと味ちがうなあと思う。

 

工事のためまたもや入れず。

だがブルーシートに覆われていてもしっかり木﨑高校。

 

せっかく再訪したのに9巻高校時代の敏夫さん静信さん背景(86ページ 室井静信編 第遺血話)はしっかり失念。無念。

このへんを森の方から撮らなければならなかった。

Google マップ

 

木曽はとても水が豊かで良いところでした。

水場が多く、晴天でも水路に水があふれているほど。

 

外場も田んぼ横に水車がつらなるところがあるし、外場も水が豊かそう。

山の近さや、内陸県であるところなど、今のところ自分の中では長野近辺が外場の立地としてしっくりきています。

 

屍鬼抜きでも素敵なところだったので、松本高校再リベンジもかねてぜひまた行きたいです。

 

 

おまけ

妻籠宿の寒山拾得石仏。

説明文より「拾得が手にする箒は、行動を意味し普賢菩薩の化身と言われている」


馬籠宿の水車小屋

完全に箱のすけ(CV土屋礼央ピタゴラスイッチ

 

 

 

 

推しよ、休業をとりやめよう


主宰している劇団に注力するので、決して引退ではなく顔は見られるけれど。

目覚めの刻で吉原さんに落ちた理由が
人形遣いの人だと思っていたがどうやらちがうぞ、
すごい人だ、
もっとこの人のいろんな演技が見てみたい」
だったので、やはり演技の機会が減ることは悲しい。
外部の作品にも出る方が当然幅は広がるし、
自団体の活動にも還元されるはずでは?と素人の老婆心で思う。

何より単純に、これまで目覚め以外に観劇できたのは1作品、ライブが1回、自団体の出演が一瞬。
映像でも1作品と一瞬だけのものと、前奏曲
「いろんな演技が見たい」と思った人の演技がまだこれだけしか見られていない。
コロナがなければ今回の結論にならなかったかもしれず、少なくとも前奏曲は観劇できたので本当にコロナが憎い。

たった3年間、Twitterと配信で眺めてきただけでも、「推される」ことを目指していないことは感じられる。
人生と生活があるのもわかる。
それでももっといろんな役を演じる姿を見てみたかった。
まだ27才。役の幅も広がる時期じゃないか。

表舞台が裏方より優れているなんてことは決してないけれど、
それでも人前に立って人々を魅了するのは得がたく特別な才能なのに、引っ込めてしまうことはないじゃないか。

そのうちしれっと戻っておいでよ。
廃業ではなく休業なんだから。

あとでわかる範囲で吉原さん出演作まとめる。


2022/4/30/sat まとめた。
2022/5/1/sun DHA作品に目覚めと前奏曲キャスト情報足した。

休業宣言の翌日にぶち込まれた、事務所案件でMOZUエキストラ参加していた情報。
実質新作。
ズボンドズボンでもこんなことあった(大昔の曲を演奏して解散ツアーで俺的実質新曲)
ちょくちょく映っているらしい。


youtu.be
たぶんアンサンブルの中に映っている。


ミュージカル封神演義太公望役の橋本祥平さんと共演。
メタルグレイモンは複数の操演アンサンブルが動かしているが、その要をアグモン役吉原さんが担っているのがいい。
戦闘スープーもこんな表現を期待していた。
人間役でもちょろっと。


軽やかな動き、遠くからでもわかるくるくる変わる表情、操演から自在に抜け出すコミカルなアドリブ。
四不象だけでも十二分に魅力的なのに終盤の衝撃の兼役。
シルエットだけでもうるさいコーチもよかった。


吉原さんへの信頼が凄まじい、とも言える戦闘スープー。
この操演としては黒髪の方がいいけど今作の戦闘スープーの表現には銀髪がぴったり。
ついに顔出しのコーチと立ち姿の美しい余化も。
そしてこの兼役の意味するものが、仙界大戦と黄家の血ではたしてどう表されるのか。
そこまで演ってくれよ…。


dha.thebase.in
出ていない。
主宰として最後の挨拶だけ姿が見られる。
金髪。
暑い季節の悲しく息苦しくなる物語。
目覚め王魔役・青木一馬さん出演。
ストーリーテラーで実質マスコット。青木さんかわいい人だよ。

dha.thebase.in
こっちは出ている。
一瞬だけどのちに衝撃の走る役。
推しならクソの役でも最高。
それはそれとしてスリーピーススーツが最高。
この姿で会場案内していた破壊力。
会場での立ち姿も美しかった。
赤髪ハッピーヘア。
おまけのコントはメインキャラだけど顔出しなし。どういうこと。
お顔とスタイルのギャップ萌えの役。
メイキングはほとんど吉原さん撮影っぽく、
推しの目線なんだと思うとさらに感慨深い。
じっくり上下に感情を揺さぶる物語。
武吉役・宮本弘佑さん主演。
武吉っちゃんとはまったく異なる、回想との行き来と感情の起伏が激しい役。苦しくも目が離せない。
姫発役・松井健太さんも出演。
青くてまだ軽い、場を賑やかにしてくれる役。
漏れなく(脚本家によって)試練を与えられるけれど、きっと前に進んでいける。

天下誰人か、フジリューと封神を識らざらん

AMNIBUD&アニメイト封神フェア第2弾!!!!!!

 

封神演義 25周年記念 第2弾 アニメイトフェア | AMNIBUS

 

フジリューは作家として決して恵まれていないわけではない(アニメ化3回、現行連載は好調、過去作はすべて電子で買える)が、関係ないときにいちいちあげつらわれる割には公式の情報は拡散されず、なんなら前回のフェアを知らない人も多い現状にさすがにうんざりしているので、フジリュー封神、しかもフジリュー絵に動きがあることは本当にありがたい(名前を借りてbotをやっているのに拡散力がなくて申し訳ない)

前回とち狂ってたくさん買って本当によかった。

前回はメンタルやばすぎの馬鹿買いだったのでちょっと吟味するが、2回目も大事だと思うから悩ましい。

 

f:id:shao24ryu:20220210195813j:plain

最終回第204話扉絵

今回このイラストもグッズ化されてうれしい。

当時小学生で、反語がよくわからずあおり文の意図がきちんとは取れなかったけれど、印象に残っていた。今となっては「愁うる莫なかれ」と語りかけてくる最終回、しみじみする。

 

こちらのくじもありがたい…。


2月18日(金)より「封神演義」くじメイト販売開始! | メディコス・エンタテインメント 公式サイト

 

2022年こそはコロナも落ち着いて、気兼ねなく出かけられるように切になってほしい。

 

 

ひっさしぶりにログインしたら去年とおととしにコメントいただいている…申し訳なさすぎてコメント返せない…届け陳謝の気持ち…。

ぜんぜんログインもしていないし使い方もまだわかっていない。上の扉絵もでかいけど適切表示にする方法がむずかしそう。わからん。グッズの合計金額と適切な買い方もわからん。

ありがとう、開戦の前奏曲

待ち遠しいのとネタバレが嫌なのとで、初日配信をリアルタイムで観た。

正直もやもやすることも多く、それが劇場でないからなのか、脚本家と音楽が変わったからなのか、続編のハードルなのか、まだ初日だからなのか、わからないから週末に見直して、まとめようと思っていた。
配信とはいえ、ひとつの公演の初日と千秋楽を見比べたことがなかったから、それも楽しみだった。
趙公明にちなんで植物柄の服をかき集めて着ていくのも、花のイヤリングをつけるのも、花柄のネイルシールを使うのも、文句を言いながらランダムブロマイドを集めるのも、胸をつまらせながら推しに感想の手紙を書くのも。
すべての機会がいったん失われた。

残念だけど、キャスト・スタッフの方々はそれ以上のものだろう。

それに、思ったほどは悲しさ、つらさを感じていないかもしれない。

楽しみにしていたライブが中止になること、愛してやまないミュージシャン・役者さんたちが苦境にあること。
なんとか公演がおこなわれても、自分は遠征を控えること。
人が集まって作品をつくり公演をおこなうということが、実はとんでもない奇跡だったと痛感すること。
さんざんさわいでいるのに、けっきょく推しに会いにいくことすらできない情けなさ。
愛するアーティストたちに、グッズを買うぐらいの対症療法の応援しかできない無力感。

この1年弱のあいだにとっくにいろいろな経験をしてしまっている。
中止への、覚悟ではなく、諦めがついてしまうほどに。

続編があったことを知れただけで良かった、と思う。
1年半焦がれた作品が人知れず失われていたことのほうがおそろしい、とかえって前向きな気持ちにすらなる。
一度でも形になって、記録がのこせたありがたさ。

封神演義を届けようとしてくれてありがとう。
感染にかかわらず、関係者の方々がぶじで、元気でありますよう。
そしてまた、開戦の前奏曲が風が吹くことを信じているから。

ありがとう平成、ようこそ令和。

平成30年はいろいろありすぎて気持ちの整理がつかなくてこのまま平成にとらわれて新時代にいけないと思っていたんですよ。

 

平成30年の末に発表されたミュージカルがとどめで、年が明けても平成が続くことに疲れ果てながらも住んでいる村のイベントはこれで最後だと思って見届けにいったら火事じゃなくて崇高な火祭りだった。

 

作品の力を覇穹に信じてもらえなかったことに、もうプロのクリエイターに封神演義に向き合ってもらうことはかなわないんだと思っていた。

そんな重たい気持ちで何度目かわからない六本木へ足を運んだら、舞台という新しい媒体にフジリュー封神演義がのっていた。

 

気になるところはたっくさんあるけど、脚本と演出とキャストが全力で取り組んでいることが伝わってきてそれだけで本当にありがたかったし、覇穹はともかく外伝も受け入れられなくて、もう封神演義を楽しむ資格がないんじゃないかとも思いかけていた自分がまた封神を楽しめてうれしかった。

 

WILLのオープニングを狂ったように繰り返し再生したようにニコ生配信を期限ギリギリまで外出先でも延々視聴したり、ぬいぐるみ持って「スープーシャン!スープーシャン!」って部屋のなか回ったり、指示棒買って「打神鞭!打神鞭!」って振り回したりして、仙界伝を知った子どものころみたいに素直に封神を楽しむことができた。

 

多分にリップサービスが入っているとはいえキャストに「ぜひまた続編を」と言ってもらえる作品に、封神がなってうれしかった。

 

ミュージカルのおかげでまた封神演義を楽しめるように、好きになれて本当に救われた。

平成を卒業して令和にくることができた。

 

そしてフォロイーさんには散々ご迷惑かけているとおり四不象役・吉原秀幸さんに落ちてしまって、そのおかげでさらに楽しい一年になった。

 

観劇自体が新しい体験でおもしろいしせっかくなのでとお手紙書いたりプレボを利用してみたりあまつさえチェキを撮ってもらったりしました。はずかしたのしい。生涯でフジリューに書いたお手紙の枚数を悠々とこえた。

 

霊穴のシーンや老人が短いながらも印象的で、この人の演技をもっと見てみたいと思ったのがきっかけだけど、実際短いファン歴ながら見るたびにお顔の印象がちがって、いろいろな演技と表情のできる魅力的な役者さんなんだろうなあと思って眺めています。

あと飼ってらっしゃる柴犬さまがとてもとてもかわいい。しかも2頭いらっしゃる。マフィンくんとコロネちゃん。お名前も最高にかわいい。

THE BOOMのギター小林孝至さんプロデュースでアーティスト活動も始められてライブでも歌われていたのでTHE BOOMを聴き始めたりもしました。 ズボンドズボンにもとらわれているので男女ツインボーカルバンドなのもうれしくてさらに勝手に救われている。2人ともとてもお声が良い…。

 

お芝居や音楽とか、封神から好きがつながって新しい分野を知れるのが楽しい。

でも根底にはまた吉原さんの四不象を見たい気持ちがあるので、吉原さん追っかけはリュー活だと言い張っています。

 

とにかく令和元年はミュージカルと吉原さんに救われてとても楽しかった。

ありがとうフジリュー、ありがとう吉原さん、本当にありがとう、世界。

 

来年も、早いうちに続編の刻が訪れることを願いながらフジリューと吉原さんをもっと追いかけていきたいです。

よろしくね令和2年。