銀河英雄伝説10話感想
決意の10話。
前回に引き続き戦略を練るラインハルトの表情は冷徹に生き生きとしています。
反対に、ラインハルトに手を汚させまいと思うキルヒアイスにはまだ弱気がのこっています。
そしてふたりで放つランチャー。
えーと、WILD ADAPTER6巻でした、はい。
WAのあのシーン、腐女子的に「ふ
ぁぁ覚悟の共同作業!愛!」となったので銀英伝でもそーゆー風になっちゃうでしょ!
てゆーかもともとそんな感じでしょ、腹心の幼友達て!
萌えは置いといて、実際WAでも銀英伝でも意味合いは同じですよね。
ふたりで血塗られた道を歩んでいくための覚悟の一歩。
ここから、「とにかくみんな死ぬ」と噂の銀英伝の物語が本格化するのでしょうか。
まずはラインハルトがいかに状況を打開するかに注目です。
といいつつランチャーにしか目が行ってない10話でした。
クレオールに行ってきた
屍鬼ビジュアルワークスでも紹介されていた、
喫茶店クレオールのモデルでもありフジリューの元仕事場の1階に入っているお店に行ってきました。
あんまり大っぴらになっていないようなので名前は伏せますが、
ググればすぐわかると思います。
地下なので内装だけ。
一番の感想は「思ったより明るい!」です。
いやー、屍鬼の背景全般、写真取り込みで影がついていて暗いんですよね。
わざとでもあるでしょうけど。
実際は地下1階とは思えないほど明るく、かといって照明のきつい明るさではなく。
写真のとおり、床も壁も机もすべて木で、そのぬくもりある明るさに満ちています。
もうひとつ行ってみてわかったのが、「低さ」。
おわかりでしょうか?テーブルもですけどカウンターがとにかく低いんです。
店の床全体が底上げされていて、いすに座ったお客さんと底上げされていないカウンター内部に立ったマスターとの高さが同じになります。
ふつうはカウンターって高いいすによっこいせと登って座りますよね。
わたしはテーブル席だったのですが、いすの高さはカウンター席と同じで低さで、これがとてもくつろげました。
自宅のソファーとか座椅子に近い感じです。
コーヒーを飲みながら何時間でも読書できそう!
カウンターの奥にならんだカップはクレオールのマスター・長谷川さんの背景にもよく描かれていましたね。
この中から好きなカップを選ばせてくれるんです。
お高そうな薄いカップは気がひけて、手づくり風のものにしました。
木のティースプーンがよく似合います。
メニューは非常にシンプルで、ドリンクのほかはチーズケーキだけ、軽食なし(ここはクレオールとちがう)。
その代わり、ドリンクのあとに手づくりゼリーがついてきます。
コーヒーゼリーか季節のゼリーを選ばせてくれるようで、このまえはゆずでした。
これも大変美味。
あとは写真にうまく撮れませんでしたが、予想以上に広かったです。
わたしが行ったときは、奥の広いテーブルで10人ほどのマダム会が開かれていました。
(作中でも大きな花瓶が飾られているテーブルです)
外場村でもけっこうご近所会なんかでつかわれているかもしれないですね。
非常になごやかで、マダム会のほかは本や新聞を読む人がいて、そこそこ満席に近く、はやっているようです。
ここで封神の打ち合わせをしていたっていうのはふしぎな感じ。
日本でも上位の過酷な仕事「週刊少年ジャンプの連載」とうまく結びつきません。
(そういえばバクマンの亜城木夢叶の仕事場も住宅街のマンションでしたね)
外場村にもこんなおしゃれな店あるのに恵はー、と言いつつ、
わたしも高校生のころは喫茶店とか明治村とか興味なかったわ。
そりゃ原宿とかのほうがいいよねなんとなく。
紹介が下手すぎて絶望ですが、とにかく落ち着いた良い雰囲気で
フジリューファンでなくてもおすすめ、
ファンならここでオフ会するしかないでしょ!というお店です。
もっと近かったら通いつめるのに、と思うものの
とにかく駅近なのでけっこう手軽に行けます。
まわりにもおしゃれな喫茶店があり、商店街もあって便利そうで
フジリューは良いところに住んでいたんだなあとにやにやしながらマンションの写真をばしばし不審に撮っていました。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」感想
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「デンキヒツジ」の元ネタ、やっと読みました。
ブログタイトルに引用しておきながら映画版のブレードランナーしか見ていなかったのです。
以下ネタバレ。
続きを読む銀河英雄伝説9話感想
ラインハルトでなくキルヒアイスがうわごとを言っていた。
横にいるのにラインハルト(とアンネローゼ)の幻影を見ているかのよう。
この人ラインハルトとアンネローゼのことしか考えてないですよねホント。
極限状態に陥っているとはいえふたりっきりになり、久々に穏やかな表情のラインハルトを見れました。
目を丸くするラインハルトは本当にかわいいです。
励ましあい方も子どもっぽく、ふたりがまだまだ少年なのだと感じさせられました。
その一方、ラストで敵を見つけてピンチはチャンスとばかりに激しい表情を見せるラインハルト。
フジリューがこんな風に作中で絵のタッチを変えるのはめずらしい気がします。
(作品ごとには毎回変えていますけど)
このラインハルトとキルヒアイスの「自分が無欲だとは思わない」からのモノローグが今週印象に残った場面です。
絵といえばセンターカラーでした!
フジリューのキャラ絵は単体でよく映えるので、こういった白い背景が合いますね!
封神とかくりよの表紙もそうでした。
サクラテツみたいに柄柄したのも好きですけどね~。
どちらにせよセンスが問われるものです。
ところで、死を想起させる完全な暗闇というとジョカの山河社稷図を思い起こしてしまうわけで。
こうやっていちいちフジリューの過去作で似ている点を探してしまうのは銀英伝原作にとってもフジリューにとっても失礼だとは自覚しつつ、
フジリューホントに銀英伝好きなのねと思うばかり。
銀河英雄伝説8話感想
もとから世界観考察はのんびり書く予定でしたけど
あまりに忙しく、書き進めることもままなりません…。
きっと年内には…。
8話もすでに先週のことですが。
やはり惑星カプチェランカはスター・ウォーズⅤの雪の惑星を連想してしまいます。
ラインハルトが遭難してベン・ケノービの幻を見てうわごとを言ってしまうー。
カプチェランカのほうが住環境は良さそう。
フジリューもスター・ウォーズ見てるはずなので
多少参考にしてるってこともなくはないですよね。
フーゲンベルヒ伍長は何才の設定なんだ。
おっさんだと思っていたのに前回の「お兄ちゃんと思ってくれ」発言以降の悩み。
「兄ちゃんじゃなくておっさんだろ!」っていうツッコミどころなんだろうけど
わりと童顔にも見えるよフジリュー!
決して話の展開が遅いわけではないのにテンポが悪く感じます。
前線の基地の様子にページを割いてるかなと。
原作1巻もそうでしたが、
長大な物語なので最初は設定説明が多くなるのは仕方ないのかな~。
腰をすえて長く連載してくれることの表れだったらいい…こともないな、ダレるんだったら。
屍鬼以上に慎重に描いていますよね、これでも。信者からすると。
気持ちはわかるけどフジリューカラーが出ないとフジリューがやる意味なくね?と、屍鬼以上に思うこと多々。
物語の再構成もフジリューの得意とするところのはずなのでもう少しテンポ良く…と思うも
好調そうなのでこれは好みの問題でしょうか。
ということで次回またカラー。
本文モノクロもすっごい好きだし
絵には文句のつけどころがありません!
今回も封神文庫の広告のってましたね!
しかも別のイラスト!
序盤だから使われてるイラストも初期のなのかしら。
このころのイラストが2015年の雑誌にのってるのはふしぎな感じですね。