銀河英雄伝説9話感想
ラインハルトでなくキルヒアイスがうわごとを言っていた。
横にいるのにラインハルト(とアンネローゼ)の幻影を見ているかのよう。
この人ラインハルトとアンネローゼのことしか考えてないですよねホント。
極限状態に陥っているとはいえふたりっきりになり、久々に穏やかな表情のラインハルトを見れました。
目を丸くするラインハルトは本当にかわいいです。
励ましあい方も子どもっぽく、ふたりがまだまだ少年なのだと感じさせられました。
その一方、ラストで敵を見つけてピンチはチャンスとばかりに激しい表情を見せるラインハルト。
フジリューがこんな風に作中で絵のタッチを変えるのはめずらしい気がします。
(作品ごとには毎回変えていますけど)
このラインハルトとキルヒアイスの「自分が無欲だとは思わない」からのモノローグが今週印象に残った場面です。
絵といえばセンターカラーでした!
フジリューのキャラ絵は単体でよく映えるので、こういった白い背景が合いますね!
封神とかくりよの表紙もそうでした。
サクラテツみたいに柄柄したのも好きですけどね~。
どちらにせよセンスが問われるものです。
ところで、死を想起させる完全な暗闇というとジョカの山河社稷図を思い起こしてしまうわけで。
こうやっていちいちフジリューの過去作で似ている点を探してしまうのは銀英伝原作にとってもフジリューにとっても失礼だとは自覚しつつ、
フジリューホントに銀英伝好きなのねと思うばかり。