エイディーはフジリューの夢を見るか?

藤崎竜作品の感想、妄想を中心に駄文。ネタバレしかありません。

ありがとう平成、ようこそ令和。

平成30年はいろいろありすぎて気持ちの整理がつかなくてこのまま平成にとらわれて新時代にいけないと思っていたんですよ。

 

平成30年の末に発表されたミュージカルがとどめで、年が明けても平成が続くことに疲れ果てながらも住んでいる村のイベントはこれで最後だと思って見届けにいったら火事じゃなくて崇高な火祭りだった。

 

作品の力を覇穹に信じてもらえなかったことに、もうプロのクリエイターに封神演義に向き合ってもらうことはかなわないんだと思っていた。

そんな重たい気持ちで何度目かわからない六本木へ足を運んだら、舞台という新しい媒体にフジリュー封神演義がのっていた。

 

気になるところはたっくさんあるけど、脚本と演出とキャストが全力で取り組んでいることが伝わってきてそれだけで本当にありがたかったし、覇穹はともかく外伝も受け入れられなくて、もう封神演義を楽しむ資格がないんじゃないかとも思いかけていた自分がまた封神を楽しめてうれしかった。

 

WILLのオープニングを狂ったように繰り返し再生したようにニコ生配信を期限ギリギリまで外出先でも延々視聴したり、ぬいぐるみ持って「スープーシャン!スープーシャン!」って部屋のなか回ったり、指示棒買って「打神鞭!打神鞭!」って振り回したりして、仙界伝を知った子どものころみたいに素直に封神を楽しむことができた。

 

多分にリップサービスが入っているとはいえキャストに「ぜひまた続編を」と言ってもらえる作品に、封神がなってうれしかった。

 

ミュージカルのおかげでまた封神演義を楽しめるように、好きになれて本当に救われた。

平成を卒業して令和にくることができた。

 

そしてフォロイーさんには散々ご迷惑かけているとおり四不象役・吉原秀幸さんに落ちてしまって、そのおかげでさらに楽しい一年になった。

 

観劇自体が新しい体験でおもしろいしせっかくなのでとお手紙書いたりプレボを利用してみたりあまつさえチェキを撮ってもらったりしました。はずかしたのしい。生涯でフジリューに書いたお手紙の枚数を悠々とこえた。

 

霊穴のシーンや老人が短いながらも印象的で、この人の演技をもっと見てみたいと思ったのがきっかけだけど、実際短いファン歴ながら見るたびにお顔の印象がちがって、いろいろな演技と表情のできる魅力的な役者さんなんだろうなあと思って眺めています。

あと飼ってらっしゃる柴犬さまがとてもとてもかわいい。しかも2頭いらっしゃる。マフィンくんとコロネちゃん。お名前も最高にかわいい。

THE BOOMのギター小林孝至さんプロデュースでアーティスト活動も始められてライブでも歌われていたのでTHE BOOMを聴き始めたりもしました。 ズボンドズボンにもとらわれているので男女ツインボーカルバンドなのもうれしくてさらに勝手に救われている。2人ともとてもお声が良い…。

 

お芝居や音楽とか、封神から好きがつながって新しい分野を知れるのが楽しい。

でも根底にはまた吉原さんの四不象を見たい気持ちがあるので、吉原さん追っかけはリュー活だと言い張っています。

 

とにかく令和元年はミュージカルと吉原さんに救われてとても楽しかった。

ありがとうフジリュー、ありがとう吉原さん、本当にありがとう、世界。

 

来年も、早いうちに続編の刻が訪れることを願いながらフジリューと吉原さんをもっと追いかけていきたいです。

よろしくね令和2年。