エイディーはフジリューの夢を見るか?

藤崎竜作品の感想、妄想を中心に駄文。ネタバレしかありません。

封神演義ジャンプリミックス表紙が2巻も最高

 

2巻の表紙も良かったです!

妲己ちゃん!
各巻1人なんですね、いよいよJC表紙オマージュ。

JC2巻のこのイラスト、座ってるし前巻太公望とタッチもちがうからどうかな~と思ってましたがどアップにすると映えますね。

見比べると色も補整してます。

 

封神演義 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

封神演義 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

 

左上の見返り白妲己ちゃんもかっこよくてますます華やか。

バックのタイトル色、1巻はJCと合わせてそうですが今回はちがいますね。でも妲己ちゃんによく似合う色。

次巻以降もイラスト2種組み合わせだといいな~。
楽しみです!

「覇穹 封神演義」へのスタンスについて  

自分の狭いTwitterタイムライン見てるだけでも覇穹への評価は様々で、似たように原作・フジリュー信者の方だと思っていても自分にはない視点の批評ばかりだし、素直に楽しんでらっしゃる方もいる。

仙界伝への評価もわかれている。

 

つらつら恨み言をツイートしてもスタンスは伝わらないので、自分の考えを整理してお伝えしてみます。

 

 

・仙界伝について

封神との出会いは仙界伝だったので、アニメ作品としてはおもしろいと思っていました。

仙界伝がおもしろくて好きになったから漫画版とフジリューとも出会ったので。

 

なので原作からの改変もアリだと思う。

原作未完、2クールという状態で殷周革命と妲己討伐をまとめたうえに、雷震子と太子二人の掘り下げに、元始天尊の腹黒さと漫画ではまだ単語だけだった「歴史の道標」まで登場していて、力の入れ方がすごい。

 

でも漫画を、フジリューを知ってしまってから見比べると、ファンの求めるレベルに達していないのがよくわかる。

漫画が完結しておらず原典よりのアレンジになっていてフジリューのセンスとはぜんぜん違う。

 

削られたキャラのファンのつらさもわかるし、キャラ改変のなかでも聞仲は(漫画読了後は)さすがに受け入れがたい。

 

やっぱり同じものとは思いたくなくて「アニメ」ではなく「仙界伝」と呼んでいます。

 

 

・アニメ化について

昨今の再アニメ化ブームのなかずっと、次は封神と願ってきました。

もちろん希望は原作準拠、フジリューの監修も入ってできれば何クールもかけて。

 

でもまたアレンジされても漫画の最終回までたどり着かなくてもいいからとにかくアニメ化してほしかった。

封神とフジリューの宣伝をしてもらうために。

 

封神と屍鬼以外の連載がすべて打ち切りになっているフジリューのファンが増えるきっかけがほしかった。

いつまでもフジリューには漫画を描き続けてほしい。

もっとフジリューの新作が読みたい。

 

一部の信者だけが生息している状況がつらい。

藤崎竜が好きと言うと「なつかしい!」と言われるのはもう嫌だ。

なつかしくなんかねーよ現役で漫画描いとるわこちとら現在進行形でファンやっとんぞ。

 

だからアニメ化して宣伝になるなら封神でなくても良かった。

尺が足りないならほかの連載作でもいい。

 

封神は置いておくと一番好きな連載はワークワークなので、カーフを掘り下げて話数調整すればアニメにぴったりだと思う。

 

根強い人気のサイコプラスも良い。

さすがに絵が古いので絵柄が変わってもあまり気にならないはず。

 

サクラテツもぶっ飛んでて話題になるかもしれない。

 

オリジナルアニメのキャラデザもすごく見たい。

 

とにかくおもしろい、影響力ある作品によって藤崎竜の宣伝をしてほしい。

 

あとフジリューが絵を描く機会がたくさんほしい。

 

 

・覇穹について

でもこのタイミングじゃねーだろ!と思ってしまった。

 

だって銀英伝連載中じゃないですか。

人様から預かったいつ終わるともしれない超大作。

それを読み込んで時系列並び替えてエピソード整理してキャラデザしたうえで週刊連載なんて読んでるだけで大変だよ。

 

英伝の新アニメのキャラデザはフジリュー版ではという声もあったけど、さすがにそれは難しいと思っていた。

人様の作品だから片手間でできないのでなおさら。

 

だから銀英伝新アニメとあわせて評価してもらえるように、今は銀英伝連載をきちんとしてほしかった。

 

それがこのタイミングで封神リバイバルされても連載おろそかにしてフジリューが監修するわけないのであまり期待できない。

 

イラスト描き下ろしはなくて代わりにまさかの新作連載になってしまって困惑している。

フジリューの新作は読みたかったけど、ほかの過去作の掘り下げは知りたかったけど、いやそれも本人の手にはよってほしくなかったし、封神の新作だけはまったく望んでいなかった。

 

4月から新アニメの始まる銀英伝をとめて3月末の自作の円盤宣伝の漫画を描くなんて本人もぜったいうれしくない。

 

 

そんな状態で放送の始まった覇穹は、前評判どおりの、こちらの想像をある意味超えるクオリティー。

 

自分がつまらなかったとしてもファンが増えればいい。

全員の解釈に合致するものなんて作れるわけないから老害古参信者なんて切り捨ててもいい。

(そりゃ愚痴は言うけど)

 

でも老害古参信者にはこれでファンが増えるとも思えない。

アレンジはしてもクオリティー下げていいとは言っていない。

 

つまらない以前のボロボロの出来で宣伝になるかもわからないなんて絶望だ。

 

 

以上の気持ちを抱えたまま、それでも宣伝のために文句を言わないなんてことができる人間ではないのでつらつらとTwitterとブログで吐き出しています。

 

制作陣にもファンにも悪いけど、ご承知おきくだされば。

覇穹 封神演義 第4話感想

2018年2月2日(金)放送 第4話「武成王造反」

◆脚本:大草芳樹 ◆絵コンテ・演出:神保昌登 ◆作画監督:渡邉亜彩美・江森真理

殷の西部・西岐で、なぜか兵士に農耕の指導をしている太公望の姿が。

実は太公望、西岐で軍師の役職に就いていた。

それは、遡ること数日前ーー。釣りに明け暮れる太公望の前に、西岐を治める四大諸侯の一人、姫昌が現れたことから始まった。

一方、朝歌を離れ、西岐を目指す武成王一族。今や殷に反旗を翻す存在となった武成王を、聞仲は許さないだろうとよんだ崑崙山の元始天尊は、”武成王に縁の深い”強力な助っ人を用意していたーー。

http://www.tvhoushin-engi.com/story/04.html

 

 

これまでねちねちケチをつけていたけどもうちゃんと放送されてるだけでいいかなって気分になってきました。

 

 

さっそく放送落としてるでしょ。開始から1ヶ月も経たないうちに。

 

この作画クオリティで。どんだけ脚本時間食ってんだよ。

 

だからまた回想のなかで回想してようが作画に余裕なくて武成王一族大幅リストラされてようがもうこれだけの豪華キャストが出演してたまに作画整っててちゃんとアニメとして動いてるだけで合格ですよ、合格にしますよ。

 

放送落として特番って自分が最近見たのは血界戦線最終回だけで、あれはテレビシリーズでなぜか劇場版みたいな力の入れ方をしたのが伝わってきて納得っちゃ納得だけどそれでも笑ったし放送延期になってイライラしたのに。

 

数えたら、休みなく放送して6/29(金)でぴったりテレビ放送予定の全23話だったのにどうなんの。最終2話とも円盤特典になんの。

この調子でもう1回特番か総集編入ったら円盤最終巻は完全にテレビ未放送分になる。すごいねそれでもいいんじゃないかな。

 

 

ふつうに見てても良いと思う点けっこうあったんですよ。

 

オリジナル展開とオリジナルセリフで巻き入ってることとか。

長回し早口つめこみ回想でなくてそういう工夫による改変だったら大アリなのに。

 

あきれすぎてそんなところまで話たどり着かねーよ。

 

人生で一番愛してやまない作品、ひいては作者が、自分が思うほど大事にされないなんてさすがにひどすぎる。

覇穹 封神演義 第1話メモ

2018年1月13日(金)放送 第1話「封神の書」

◆脚本:高橋ナツコ  ◆絵コンテ:相澤伽月 ◆演出:相澤伽月 ◆作画監督:遠藤大輔・長谷川早紀

紀元前11世紀、殷の時代ーー。

悪しき仙女・妲己によって、殷の皇帝・紂王は傀儡と化していた。

人間界の混乱を収めるため、崑崙山の教主・元始天尊は、一人の道士を呼び出す。彼の名は太公望。そして、彼に命じられた任こそが”封神計画”。

「封神の書に記された悪しき仙人たちを、封神台に封じ込めよ」

武器は類まれなる頭脳と、宝貝・打神鞭、そして霊獣・四不象。

打倒・妲己の命を受け、道士・太公望が人間界に降り立つ!

http://www.tvhoushin-engi.com/story/01.html

 

 

メモだけ。

覇穹 封神演義 第3話感想

2018年1月26日(金)放送  第3話「楊戩」

◆脚本:大草芳樹 ◆絵コンテ:葛谷直行 ◆演出:福島利規 ◆作画監督:井口忠一・志水よしこ

太公望と四不象の前に、禁城にいるはずの妲己が突如現れる。

予期せぬ襲来に慌てふためく太公望たち。

しかし、それは仙人界で一人だけ変化の術を使えるという天才道士・楊戩の変身した姿だった。一転、強力な味方が増えたと喜ぶ太公望。が、楊戩からは太公望の器を測るテストが告げられてーー。

一方、禁城では、東伯候の叛乱を鎮圧し再び戻った聞仲に「武成王、造反」の知らせが告げられる。その裏では、またも妲己の策略が働いていてーー。 

http://www.tvhoushin-engi.com/story/03.html

 

 

まとめる時間と元気がないので箇条書きで。

 

良かった点

・CM明けカットとエンドカードめちゃくちゃ良かった。

・くるくる回る楊戩妲己おもしろい。

・鹿台?のめっちゃ長い階段が静信さんちかカミツヨミドっぽい。

 

 

視聴時のメモ整理したもの

・楊戩、同人誌から出てきたのかよ・・・。

・心開こうとするの早いでしょ。あの太公望の何に一体。

・「来たるべき日にはお役に立ちましょう」すぐ来るよ!帰ってる暇ないよ!

(ずっといっしょにいた仙界伝の再評価が進む)

 

・喜媚ちゃんだけいるってことは貴人ちゃん戦もやっぱり見えないところであったの?

 

・賈氏さん、さすがにまだ逃げる場所あるように見えます。

 

太公望のキャラ改変がひどい。

難民に宝貝向けるのもまあひどいけど、あの暴言はない。

 

 ・紂王との「稽古」のあと飛虎が出てきて張鳳とふつうにしゃべってるのきつい。楊戩の変化だとわかりきっていても。

 

 ・天化ぁぁぁ天化っ、天っ、天化ぁぁぁぁ・・・朝歌!?

 

コンテと脚本が違う人になって、漫画のコマそのままのところは減った気がします。

回想に次ぐ回想はどうしようもない。

 

楊戩のポエムみたいな多少の解釈違いは映像化という翻案にあたっては仕方ないけど、太公望のキャラ改変はさすがにいただけない。

 ショックだったし説得力もない。

 

展開は読めなくなったので期待はどんどん裏切られていきそうですね。悪いほうに。