エイディーはフジリューの夢を見るか?

藤崎竜作品の感想、妄想を中心に駄文。ネタバレしかありません。

覇穹 封神演義 第1話メモ

2018年1月13日(金)放送 第1話「封神の書」

◆脚本:高橋ナツコ  ◆絵コンテ:相澤伽月 ◆演出:相澤伽月 ◆作画監督:遠藤大輔・長谷川早紀

紀元前11世紀、殷の時代ーー。

悪しき仙女・妲己によって、殷の皇帝・紂王は傀儡と化していた。

人間界の混乱を収めるため、崑崙山の教主・元始天尊は、一人の道士を呼び出す。彼の名は太公望。そして、彼に命じられた任こそが”封神計画”。

「封神の書に記された悪しき仙人たちを、封神台に封じ込めよ」

武器は類まれなる頭脳と、宝貝・打神鞭、そして霊獣・四不象。

打倒・妲己の命を受け、道士・太公望が人間界に降り立つ!

http://www.tvhoushin-engi.com/story/01.html

 

 

メモだけ。

覇穹 封神演義 第3話感想

2018年1月26日(金)放送  第3話「楊戩」

◆脚本:大草芳樹 ◆絵コンテ:葛谷直行 ◆演出:福島利規 ◆作画監督:井口忠一・志水よしこ

太公望と四不象の前に、禁城にいるはずの妲己が突如現れる。

予期せぬ襲来に慌てふためく太公望たち。

しかし、それは仙人界で一人だけ変化の術を使えるという天才道士・楊戩の変身した姿だった。一転、強力な味方が増えたと喜ぶ太公望。が、楊戩からは太公望の器を測るテストが告げられてーー。

一方、禁城では、東伯候の叛乱を鎮圧し再び戻った聞仲に「武成王、造反」の知らせが告げられる。その裏では、またも妲己の策略が働いていてーー。 

http://www.tvhoushin-engi.com/story/03.html

 

 

まとめる時間と元気がないので箇条書きで。

 

良かった点

・CM明けカットとエンドカードめちゃくちゃ良かった。

・くるくる回る楊戩妲己おもしろい。

・鹿台?のめっちゃ長い階段が静信さんちかカミツヨミドっぽい。

 

 

視聴時のメモ整理したもの

・楊戩、同人誌から出てきたのかよ・・・。

・心開こうとするの早いでしょ。あの太公望の何に一体。

・「来たるべき日にはお役に立ちましょう」すぐ来るよ!帰ってる暇ないよ!

(ずっといっしょにいた仙界伝の再評価が進む)

 

・喜媚ちゃんだけいるってことは貴人ちゃん戦もやっぱり見えないところであったの?

 

・賈氏さん、さすがにまだ逃げる場所あるように見えます。

 

太公望のキャラ改変がひどい。

難民に宝貝向けるのもまあひどいけど、あの暴言はない。

 

 ・紂王との「稽古」のあと飛虎が出てきて張鳳とふつうにしゃべってるのきつい。楊戩の変化だとわかりきっていても。

 

 ・天化ぁぁぁ天化っ、天っ、天化ぁぁぁぁ・・・朝歌!?

 

コンテと脚本が違う人になって、漫画のコマそのままのところは減った気がします。

回想に次ぐ回想はどうしようもない。

 

楊戩のポエムみたいな多少の解釈違いは映像化という翻案にあたっては仕方ないけど、太公望のキャラ改変はさすがにいただけない。

 ショックだったし説得力もない。

 

展開は読めなくなったので期待はどんどん裏切られていきそうですね。悪いほうに。

『悪友 東京』を読んで

以下キモ長い自分語りです。

 

 

劇団雌猫さんの『悪友 vol.3 東京』が関西の自宅に届いた日、入れちがいで東京にいた。

 

ライブとフジリュー会が目的だったが、前夜の覇穹1話感想やとらのあなの封神文庫キャンペーン情報収集でずっとTwitterを見ていてひさびさの上京の実感はまったくなく、自分が生きているのは関西とか東京とかではなくTwitterだと再認識した。

 

池袋、下北沢、新宿、横浜と大移動だったが、東京の西側にはあまり土地勘がなく、スマホにかじりついていたからよけいにだった。

 

自分にとって東京とは何か。

思い出すのはひとり暮らしの家を引き払って関西にもどるとき、車窓からスカイツリーを眺めながら泣いたことだ。


東京でずっと暮らすつもりはなかった。
東京は人が多くて広くて、生活するには不便だ。

泣いたのは、東京との別れではなく、楽しくて仕方なかったひとり暮らしの終わりを想ってだ。

仕事で遅くなっても、徹夜になっても家族を気にしなくていい。
毎日炒飯だろうがコンビニだろうが自分で選んでいるから受け入れられる。
嫌いなものはそもそも出てこない。
洗濯がたまるのも家が汚いのも、しんどければ自分のケアを優先していい。
それでいて深夜アニメをリアルタイムでみてずっとTwitter実況することもできる。
好きな時間に寝て好きなときに入浴できる。

そのどれもに人との調整が不要。

 

「あんたにひとり暮らしは向いてない」と親に呪いをかけられていたし、自分でも積極的にしたいと思っていないつもりだったけど、やってみたらひとり暮らしは最高に楽しかった。

 

そしてその東京の東側のひとり暮らしではわりと常にスカイツリーがみえた。


最初の家の前の道からも、2軒目の家のベランダからも、通勤途中にも見えたし、休日はよく錦糸町ソラマチに行った。

 

急に上京が決まったのは開業まもないころで、家探しの合間にアサヒビール上層階のカフェラウンジから見下ろした行列には、テレビのなかの出来事だった東京を実感した。

 

冬の早朝にのぼり、空気がすんで富士山がよく見えたのはきれいだった。

 

のぼったのはその1回だけだが、紛れもなくスカイツリーは自分の東京生活の象徴だった。

 

 

関西に戻ってひとり暮らしではなくなり、大阪帝国の便利な都会ぶりと可処分所得の増加に安心している。

お金に心配がなければ、東京はちょくちょく行くところでいい。

 

と思っていたけれど、人生で一番大事にしている封神演義に祭りが起こったら一概に言えなくて、たぶんふつうに見たら30分程度の集英社ロビーの無料展示に往復6時間、3万円かけて行くかはまだ悩んでいる。

 

文庫セットとリミックス程度なら心置きなく積めるとはいえ最大の課金先はJR東海である今の生活と、駅のサイネージも大ポスターもコラボショップも全制覇できても円盤セットの定価におののく東京ひとり暮らしとどっちも悩みはつきない。

 

とりあえずジャンプ展前期後期と秋のイベントと、万が一コラボカフェ(仮)が東京のみだったらそれはぜんぶ行くかんな、東京。

覇穹 封神演義 第2話感想

2018年1月19日(金)放送 第2話「哪吒」

◆脚本:高橋ナツコ ◆絵コンテ:相澤伽月 ◆演出:立仙裕俊 ◆作画監督:番 由紀子・渡邉亜彩美・山中いづみ

妲己の策略の前に、自らの無力を思い知らされた太公望
強力な仲間を作るはずが……ボケーッと釣りに明け暮れる日々。
一方、朝歌には、武成王・黄飛虎の盟友である殷の太師・聞仲が遠征から戻ってきていた。聞仲はかつて妲己とも一戦を交えたことがある実力者。
黄飛虎は聞仲と二人なら妲己を抑え込むことが出来ると喜ぶが……。
その頃、太公望の前には、宝貝を3つも身につけた宝貝人間・哪吒が現れて、突如攻撃を仕掛けてくる。

http://www.tvhoushin-engi.com/story/02.html

 

 

もう1話感想はいいんじゃないかな・・・。

 

2話になって、覇穹でやりたがってるであろうことが少し見えてきました。

アバンで仙界大戦のハイライト→原作の流れ→冒頭のシーンにテーマ絡めたい
・・・って、書き出しても流れ行ったりきたり!

そのうえ本編も回想と説明セリフで忙しすぎる。


時間もどうなってんの。
太公望が哪吒と戦っている数時間のうちに朝歌では聞仲帰還→回想→蟇盆炮烙(つくってない)埋め立て→申公豹と会話→姜妃自害明かされる→聞仲出立。

 

素人目にももっとやりようがあるはずと思うんですよね。
アバンをもっと長くして仙界大戦の経緯がわかるようにするとか、いっそAパート仙界大戦、Bパート頭からの物語で平行して進めるとか、仙界大戦をメインの流れにしてほかは回想にしてしまうとか。
このスタッフの構成と演出じゃ変則構成は無理か。


1話よりはアニメならではの演出がふえていたのは良かったです。
最後、哪吒と李靖の横顔が自然につながったところは漫画と絵面ほとんど変わっていないのに上手いなと感じました。

 

地図の演出もわかりやすくはあるのでセリフでなく映像で説明もしてほしい。

 

(飛虎が聞仲殴るところはやりたいことはわかりやすいけど流れも絵も下手クソすぎやろ・・・。)


再構成なんて高度なことはあきらめて仙界大戦だけにしてもよかったのに。
何が一番腹立つって、仙界大戦にこだわりつつそれまでの物語も詰め込もうとしてるのって、じっくりつくって2期目指す気がさらさらないというところ。
そこまで人気出るか自信ないのか?
原作漫画への侮辱にもほどがある。

 


ブログ再開して吐き出したら落ち着いてきたかもしれないので、自分のTwitterタイムラインだけでなくほかの方の感想ちゃんとあさりたいです。

封神演義ジャンプリミックス第2刷表紙が最高

血界戦線ジャンプリミックスの表紙がめちゃくちゃスタイリッシュでこっててかっこいいのをめちゃくちゃうらやましがりながら今回は期待していなかった封神リミックスの表紙が、予想外にめちゃくちゃかっこよくてうれしいです。
 

 

まず白地にキャラ1人というデザインがJC踏襲で感動。
それでいてコンビニ版らしく目立つように人物を大きく配置。

背表紙にもキャラの上半身がある点も、JC背表紙がキャラ全身ピックアップしてるのを彷彿とさせます。

漫画信者に配慮したアニメは完全版カラー、昔の読者を狙ったリミックスは安定のJC表紙踏襲という意図がわかります。

背後のタイトルの色はJC同様毎回変わりそう。


次にこのイラストをチョイスした点。
JCか完全版か封神大全か初回ジャンプどれかの表紙が一番無難だし実際今回の祭りでもよく見かけるなか、このイラストをチョイスしてくれたのがまずうれしい。
わざわざ切り抜きありがとう!

静かな絵に対し、斜めの文字と罫線で動きをつけているのもシンプルで素晴らしい。
シンプルで素晴らしいって一番難しい。

これに対応するほかのイラストを考えているけど、フジリューの絵で動きがないものってぜんぜんなくて次巻以降が読めない。
フジリュー作品の表紙って、華やかで動きのあるフジリューの絵を引き立てるものばかりで、デザイナーさんって素晴らしいと感じます)
いまのうちに全10巻の表紙予想したいけど難航してます。


キャラ10人で、タッチのちがう完全版をのぞくと、
妲己ちゃん太公望との対峙のジャンプ表紙か歴史の道標見開き)
楊戩(太公望のバックのジャンプ表紙)
哪吒(太公望のバックのジャンプ表紙)
普賢
聞仲(太公望との対峙ジャンプ表紙)
天化(風孔陣見開き)
申公豹(歴史の道標見開き)
伏羲(最終回扉絵好きだけど目を閉じてる・・・)

文庫から武吉っちゃん、王天君を省いたメンツになってしまった。
無難なJC表紙もできれば避けたくてカッコに書いたけど、カラー扉絵が表紙兼ねまくってるから候補がないし、とくに趙公明と普賢が思い当たらない。
1巻同様の目線が正面のものも少ない。


いっそ太公望10種のほうが候補多いですね。
ミックス1刷もほぼ全巻太公望だし。

ということで
初回ジャンプ表紙
打神鞭上に構えている(4人がバック)
聞仲と対峙(以上ジャンプ表紙)
楊戩哪吒との一枚絵
初回見開き
神大全表紙
仙界大戦見開き
歴史の道標見開き(この絵めっちゃ好き)
伏羲23巻表紙(希望は赤マル表紙)


手にとってもらいやすいのは太公望オンリーだと思うし見てみたいけど、信者としてはキャラ10人のほうが並べたときに華やかに思えるのでぜひ10人チョイスしてほしい。
 

つくづく、封神演義という作品とキャラはもちろん、何よりフジリューの作品が丁寧に扱われているのがうれしくて仕方がない。
今回の祭りで一番うれしいし、約半年隔週で楽しみです。
 
 
2018/2/26月 追記

ミックスの刊行予定メモ。

1巻 1/19(金)
2巻 2/2(金)
3巻 2/16(金)
4巻 3/2(金)
5巻 3/16(金)
6巻 3/30(金)
7巻 4/13(金)
8巻 4/27(金)
9巻 5/11(金)
10巻 5/25(金)
集英社ジャンプリミックス公式 http://sjr.shueisha.co.jp

ゴールデンウィークもあるのでずれていたらすみません。